1~13巻(完)
遊郭から身請けされた少女と、身請けした呉服屋の青年の話。
ラストも悪くなく、最後まで楽しく読めた。
序盤、身請けした理由を大仰にせず、ああいう風に見せるのは好き。
男主人公の泥臭いシーンをもうちょい出してもアツい気がしたが、
その辺りは少女漫画における需要を考えると無理な話か。
遠峰との争いも少女漫画に似合わず計略的な部分もあり良かった。
前回感想(5巻まで):短編から本編へのペース配分がいい。
基本は日常モノで、二人の関係性も急ぎすぎていない。
違和感のある心理描写も少なくてよいが、
俺の好きなアツい展開的なものが不足している感はある。