漫画の感想

読んだ漫画の感想を書く。ネタバレ多少あり。twitter:hunbaba_manga

たそがれたかこ

 

 7巻まで

amazonのあらすじ

たかこは、母と暮らすバツイチ45歳。深川から自転車で新大橋を渡り、社員食堂のパートに通う。とくに大きな原因はない。逆にすべてが原因でイヤになって いるのだろうか――。このところ、夜にやられて隅田川のほとりで一人、酒を飲む。ところが、だれもいないと思ったそこで、声をかけてきた男がいて――!?  ふんばりざかりをふんばる人に、届けたい物語。

 

45歳の冴えないおばちゃんに焦点をあてるというニッチな作品

 しかも日常系という。

 45歳のおばちゃんの日常見て誰が楽しいねん、と思うかもしれないが、

 意外と悪くはない。

 でもきっとターゲットはおばちゃん層なんでしょう。

 

 

 

シドニアの騎士

 

 全15巻

amazonのあらすじ

対話不能の異生物・ガウナ(奇居子)に太陽系を破壊されて千年。人類の繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する、巨大なる播種船・シドニア。シドニアの最下 層で育った青年・谷風長道(たにかぜ・ながて)は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)への搭乗を許される。 長道の命を賭(と)した戦いが今ここに幕を開ける!

 

読みづらさはあるが、面白さもある。

 わからない読者は置いていこうというポリシーを感じる。

 特に描き分け能力の割に登場人物が多すぎてきつい。

 過去の3人とそれを引き継ぐ現在の3人+数名に絞って

 その辺りの因縁にフォーカスしていくほうが良かった気がする。

 

 

 

 

サプリ

 

全10巻

amazonのあらすじ

広告代理店で働く藤井ミナミは、27歳にして7年間つき合っていた彼氏と別れてしまった。もともと、徹夜や休日出勤が当たり前の激務に追われ、友達も少ない。どうしよう、私、仕事しかする事がない…!? 仕事と恋に心が揺れる、働くオンナのリアルストーリー!

 

たまにこういうがっつりした少女漫画を読むのもいい。

 女性の情緒というか感性にビビる、って話をいつもしてるが、

 今回も喜びや悲しみの場面で宇宙人を見る感じ。

 もちろん宇宙人の話が面白くなり得るように、

 この漫画もその心の乱高下を楽しめた。

 

 

項羽と劉邦

 

項羽と劉邦全12巻漫画文庫 (潮漫画文庫)

項羽と劉邦全12巻漫画文庫 (潮漫画文庫)

 

 【巻数】全12巻

あらすじ

 横山光輝の描く項羽と劉邦の話

 

昔読んだことがあり、懐かしくて読んだ。

 劉邦韓信を三斉王に任命するシーンを読みたくて読みなおした。

 読み終えたあとに韓信が最後を調べたら35歳で死んでて、

 この偉業と非業を同世代で経験してることにびびった。

 

 

応天の門

 

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

 

 【巻数】4巻まで

amazonのあらすじ

口の悪いインドア学生・菅原道真と京随一の歌人&色男・在原業平――最強に天才で最高に面倒なふたりが、京で起こる怪奇事件を解き明かす――!!

 

道真辺りの歴史を知らなくても良いが、知ってるほうが楽しめそう。

 藤原側の登場人物が今いちわかっておらず、誰が誰か覚えづらい。

 一般的イメージと異なる歴史人物像を描くやり方は嫌いじゃない。

 本筋の進め方も速すぎず遅すぎずちょうどよさげ。

 

  

 

重版出来

 

 【巻数】6巻まで

amazonのあらすじ

「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者 の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人 へのエール漫画です!!!

 

ビックコミックらしい仕事のいい話系。

 サラリーマンがこれを読んでがんばるんだろなっていう流れ。

 そういうのが好みの方はぜひ読んでみるといいと思う。

 盛り上げが必要な一部雑誌とは異なり、

 トラブルのタネを全てトラブルに持って行かない感じとかが良い。

 

 

 

宮本から君へ

 

宮本から君へ [完全版] 1

宮本から君へ [完全版] 1

 

 【巻数】全12巻

amazonのあらすじ

文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。
恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は
自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。
そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。
新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常を
リアルに描いた新井英樹の秀作!

 

この作者特有の生臭さを楽しむ作品

 悩める一般サラリーマンとして、共感を基に進めていたが、

 どこからか方針転換して突き抜けた主人公を描く物語となった。

 これ以降の作品を2,3作呼んだが、後者のパターンで面白かったので

 この方向転換はよかったのではないかと思う。