漫画の感想

読んだ漫画の感想を書く。ネタバレ多少あり。twitter:hunbaba_manga

寄生獣

 

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

 

amazonのあらすじ

シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。

 

古めの作品だが、教科書のような良書。

 キャラがいい。ミギーを筆頭に浦上も後藤も田村玲子もみんなよい。

 後、久しぶりに寄生獣読み直したが、分離の話を出す伏線うまい。1巻ラストのコマも匂わせ良い。

 そしてやはり「ミギー防御たのむ」は今でもネタ扱いされるくらいアツい。

 

 

聲の形

 

全6巻 大今良時 (著)

Amazonのあらすじ

「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。

 

こっち系は得意分野ではないが面白かった

 感動のために無理やり大団円にしないとこが良かった。全体の流れとしての昔の男友達との関係もそうだし、個別での川井さんのこととか映画の批評の件もそう。

 

好きなシーンは妹が写真を捨てるくだり

 サラっと明らかにして母親にも大きなリアクションを取らせない表現がいい。

 

 

道士郎でござる

全8巻 西森博之 (著)

Amazonのあらすじ

アメリカのネバダ州から突然、12年ぶりに日本へ帰ってきた男・桐柳道士郎。すっかりアメリカナイズされていると思いきや、なぜだか立派な(!?)武士になっていた!!通い始めた高校では、不良たちに「男の勝負」を挑み、大騒動。道士郎の主君にされてしまった同級生の健助は、いつ何が起きるか気が気じゃないorz ハラハラドキドキの最強爆笑学園コメディー!待望の第1巻配信。

 

今回のラストは単純なバトルものじゃないのも良い

 基本のストーリーや掛け合いは、この作者のいつものクオリティ。
 加えて今回は、主人公の横にいる平凡な高校生をラストバトルの主役。平凡な高校生が強大な敵相手に立ち回るやり方や、それが成功する納得感を出すための描写もうまい。
 全8巻と読み返しやすいので結構何度も読んでる。

 

 

 

MOON -昴 ソリチュード スタンディング-

 

 全9巻 曽田正人 (著)

Amazonのあらすじ

アメリカを後にした宮本すばるは、芸術監督のミハイロフに引き抜かれ、ベルリン・ワルデハイム・バレエ団に所属していた。バレエ団の日本ツアーが決まり、母国のバレエファンからは凱旋を待望されていたすばるだったが、肺炎によりキャンセル。にも関わらず、プロサッカーリーグの練習に乱入するなど、とんでもない無理をしていて…。

 

」を読んだのなら続きで読むといい

 第1部の昴で使っていたような、奇行⇒驚き顔⇒解説というやり方からこれまで築いてきた関係性や過去の伏線を用いた、要は王道のドラマで構成されている。
 積み上げたものがあれば、奇をてらう必要はないといった感じ。
 全9巻まるごと「昴」の後日譚のような印象さえ受ける。
 第1部から続きで読むと良い、という意味でタイトルを分けるメリットはなさげ。

 

 

 

ペット

 

 全5巻 三宅 乱丈 (著)

Amazonのあらすじ

ぶっせん』『イムリ』と常に話題作を送り出し、唯一無二の個性を発揮し続ける鬼才・三宅乱丈の代表作、大きな話題を呼んだサイキック・ロマン巨篇が、全編にわたる徹底的な加筆修正と150ページ以上の描き下ろしクライマックスを加えた「完全リマスター・エディション」が、ここに新生!

 

全5巻で濃すぎる内容、最高クラスに面白い!

 人におすすめ漫画を聞かれたら大抵答えている作品
 この内容で全5巻はいい意味で詰め込まれすぎ。逆に全10巻くらいにしたほうが、わかりやすさ等の関係からもっと売れたかも。

 

各人の思惑が絡み合う心理戦/頭脳戦が素晴らしい

 前半の司のがクレバーな時もいいし、バランスを崩してから悟を騙す部分も好き。
 桂木が急にフィーチャーされるシーンもイケてる。

 

2020年1月からアニメ化されるらしい

 その前に原作を読んでアニメも楽しもう
 これ読んで面白ければ、この作者の「イムリ」や「光圀伝」もお勧め。

 

 

エアマスター

 

 全28巻 柴田ヨクサル (著)

Amazonのあらすじ

女子高生・摩季は一見普通の女の子。だが、ストリートファイトでは空中殺法を使って無敵を誇る「エアマスター」となって戦う!

 

10巻過ぎたくらいからどんどんよくなる

 こういう巻数がそれなりにある完結もので、序盤はイマイチなんだけど、途中からアツくなる作品って読み返したり人に勧めたりするときに困る。
 作者の1作目とか2作目とか、まだ絵柄や作風が定まっていない作品に多いイメージ。例「特攻天女

 

漫画も音楽みたいにカバーやセルフカバーをやって欲しい

 ワンパンマンでやってるみたいなの。この作品なら深町ランキングが始まるまでの数巻と日常話、崎山関連部分を整理して全15巻くらいでリニューアルしてほしい。

 

独特のセリフ回しや雰囲気の作り方、それらを基にしたキャラ設定が好み

 まじな雰囲気を出しつつ、まじな顔で少しずれたセリフを言わせて、周りがちょっと引くけど、本人はマジ顔を貫くっていう手法が多い。
 ずれたセリフを言わせた際の読者の印象を正確に把握して、ずれ幅を調整し、周りのリアクションにも反映させないといけないので、その辺が難しそう。

 

ちなみに上記の例ではないが、単純に好きなセリフは以下

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そうこなくっちゃ

 

 

失恋ショコラティエ

 

 全9巻 水城せとな (著)
amazonのあらすじ

製菓学校に通う爽太(ソータ)は一つ上のサエコと交際中。4年前の一目惚れから想い続け、去年のクリスマス直前にようやく初キス。大のチョコレート好きな彼女のため、チョコ作りの腕を磨く日々。彼女からタバコの匂いがしても、バレンタインのデートを断られても、全くくじけず挑み続ける爽太だったが…!?

 

ある種、短編ものからの長編ストーリーみたいなやり方

 前半はヒロインが実はどう思っているのか、で引き、後半は状況を展開させて、この後どうなるかで引いている。
 このやり方(短編⇒長編)のいいところは、前半で熟成/浸透させたキャラや関係性のおかげでいきなり状況を展開するよりも重みを出せたり、伏線きかせやすくなる。
 例としては「うしおととら」「シティハンター」とか。悪いところというか、コストとしては、状況を展開させなくても客を離さないだけの代わりの何かが必要になる。

 

完全なバカや悪人を作らないのも良い

 ヒロインをただの悪者にしたり、桜子さんをただの人の好いお姉さんキャラにしないのが良い。
 全9巻でおさめたり、キャラも増やしすぎないところとか、いいバランスでやってるなー、という感じ。