漫画の感想

読んだ漫画の感想を書く。ネタバレ多少あり。twitter:hunbaba_manga

応天の門

 

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

 

 【巻数】4巻まで

amazonのあらすじ

口の悪いインドア学生・菅原道真と京随一の歌人&色男・在原業平――最強に天才で最高に面倒なふたりが、京で起こる怪奇事件を解き明かす――!!

 

道真辺りの歴史を知らなくても良いが、知ってるほうが楽しめそう。

 藤原側の登場人物が今いちわかっておらず、誰が誰か覚えづらい。

 一般的イメージと異なる歴史人物像を描くやり方は嫌いじゃない。

 本筋の進め方も速すぎず遅すぎずちょうどよさげ。

 

  

 

重版出来

 

 【巻数】6巻まで

amazonのあらすじ

「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者 の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人 へのエール漫画です!!!

 

ビックコミックらしい仕事のいい話系。

 サラリーマンがこれを読んでがんばるんだろなっていう流れ。

 そういうのが好みの方はぜひ読んでみるといいと思う。

 盛り上げが必要な一部雑誌とは異なり、

 トラブルのタネを全てトラブルに持って行かない感じとかが良い。

 

 

 

宮本から君へ

 

宮本から君へ [完全版] 1

宮本から君へ [完全版] 1

 

 【巻数】全12巻

amazonのあらすじ

文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。
恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は
自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。
そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。
新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常を
リアルに描いた新井英樹の秀作!

 

この作者特有の生臭さを楽しむ作品

 悩める一般サラリーマンとして、共感を基に進めていたが、

 どこからか方針転換して突き抜けた主人公を描く物語となった。

 これ以降の作品を2,3作呼んだが、後者のパターンで面白かったので

 この方向転換はよかったのではないかと思う。

 

 

 

フラジャイル

 

 【巻数】5巻まで

amazonのあらすじ

岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師 は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう 言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。

 

アフタヌーンっぽくてとても好みのタイプ。

 ありがちな医者による数話完結型だが、

 主人公の性格が悪く、そのあたりがツボに入っていると思われる。

 サブキャラに分厚さを感じさせる点などが素晴らしい。

 

 

 

 

横浜線ドッペルゲンガー

 

横浜線ドッペルゲンガー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

横浜線ドッペルゲンガー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

 【巻数】全4巻

 amazonのあらすじ

二〇〇三年に発生した『横浜線彫刻家連続殺人事件』 剣崎マコトは“冤罪”を訴えるも“犯人”として逮捕“死刑執行”されてしまう。 しかし“死刑執行” と同時に“事件発生の25日前”に“タイムスリップ”! “まだ起きてもいない事件”をとめる為、“真犯人”へ“復讐”する為、未来から来た剣崎の選んだ 『相棒』は過去の自分だった!! 信じられるのは自分だけ! 追跡クライムサスペンス!! 運命と戦う2人の自分の物語開幕。  

 

全4巻でネタを詰め込んでうまくまとめている。

 犯人の背景や、ラストの小ネタなんかもそれっぽくてよい。

 敢えて言えば、それっぽくまとめようとしたあまり、

 キャラやその言動に不自然さが滲んでいるのが残念なところ。

東京喰種:re

【巻数】6巻まで

amazonのあらすじ

群集に紛れ、ヒトの肉を喰らう。ヒトの形をしながら、ヒトとは異なる存在…“喰種"。“喰種"を駆逐・研究する〔CCG〕は、あるひとつの命題を果たすた め、実験体集団を新設。──その名は「クインクス」。「まともな人間」ではない彼らと、佐々木琲世一等捜査官が“東京"で向き合うものとは──!?

 

前作よりも心情面にフォーカスしており、そこがどうか。

 いずれくる崩壊の前のバランス的な展開は嫌いじゃない。

 登場人物数のわりにややこしくならないのは

 絵やキャラの描き分けがうまいんだろう。

百万畳ラビリンス

百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス)

百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス)

 

【巻数】全2巻

amazonのあらすじ

人と関わるのが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていたが、ルームメイトの庸子と共に木造迷路に迷い込んでしまい!?ミステリーファンタジー!

 

主人公のキャラを楽しむマンガ。

 説明なしに異世界での行動を描き始めるが、

 わかりにくさがギリギリでそれを読み解く楽しさを狙っていると思う。

 また、ラストを無駄に友情で暑く彩らないところは良い。

 マンガ大賞2016で5位の作品