amazonのあらすじ
人の死が日常的となる職業、“特殊清掃業”を生業とする青年・春野。彼が近隣で続発する連続猟奇殺人事件、「END事件」に足を踏み入れて…。生と死の在り方を問うサイコ・サスペンス開幕!!
※以下ネタバレ
大筋は良かったが社長要素必要か?
親の自殺に対して、兄は怒って表立った偽悪に走り、弟は冷静に裏で偽悪を行う、という大筋は好き。
社長要素は全部不要。
無駄に非現実が入ったし以下の疑問点が解消されずに残った。
・社長の最終的な目的、「終わる」の意味
・社長がエンドのふりしてマンションに現れた理由
・殺されるのを予見したかのように求人を出す理由
・白骨死体の上にちょうど死体が置いてある理由
社長要素ないと辻褄合わないのかなと思ったがそんなことはない。
弟が過去に社長を殺したエピソードは社長に会わなくても成立させれる。END事件も社長無しでいける。むしろ連続殺人ではなく自殺者をバラバラにしただけだったの方が良い。
他にも謎の要素があった
五十嵐の弟かと思ったら似てる人だったって何?
新人田中君もキャラ付けする意味なかったし、警察の皮肉屋も不要。後半出てきた刑事だけで良い。
無駄にキャラを増やして読みやすさを下げている。
とはいえ同僚カップルの話は好きだった。
人によってはループを繰り返す社長の話も好きだったりするのだろうか。
わざと読者を混乱させようとしている?
高校時代の兄の偽悪エピソードの現在版が欲しかったし、弟の登場回数を増やして大筋の部分を肉付けして欲しかった。
邪推かもしれないが、弟の前にエンドを出したり弟の存在を薄めにしたのは犯人候補から外そうとしすぎたのではないか。
五十嵐の弟の偽物も社長の三つ子疑惑とかを混乱させる狙いに見えたりする。